<2021年>の<2月25日>広島県広島市中区千田町一丁目にある日本赤十字社が、運営している広島赤十字原爆病院で
脳動脈瘤<りゅう>の手術を受けていた女性が術後に脳ないの中に出来ていた瘤<こぶ>が再び破裂し死亡している医療
事故が 発生していることを受けて遺族側が<2014年>に提訴して<2019年>の2月頃に広島地方裁判所で審理が開か
れていたが術後の医師が対応した措置について注意義務違反がなかったことを認め遺族側の訴えを退ける判決が下されて
来た事を受けて親族が控訴していた裁判で遺族側が術後に死亡したのは医師らによる不適切な治療が原因だとして東京に
本部を置く 日本赤十字社に7540万円の損害賠償を求めて行く控訴審が24日に広島高等裁判所で、開かれている審理で
<西井和徒>裁判長は、一審での広島地方裁判所での判決を破棄して医師側の注意義務違反を認める判決を言い渡し遺族
側に6722万円の 支払いを命じる新たな判決が言い渡されている事が伝えられている関係者などによると広島原爆赤十字
病院で2013年の6月19日に 広島県東区に住んでいる女性が体調の変化と気分が悪くなり広島赤十字原爆病院に外来患者
として診察を受けに行っていた当時には動脈瘤破裂による軽度のくも膜下出血と診断され同日に広島病院で脳内に出来て
いる血流動脈の瘤にコイルを詰めて血液が入らないようにカテーテルで血管内の措置をして、脳内の再破裂を防ぐための
手術をしていたが、脳内に出来ている動脈の瘤が術後に破裂してくも膜下出血を引き起こし脳死状態となって12日後に
死亡が確認されている医療事故で、西井和徒裁判長はコイルが瘤の内側を傷付けたり破ったりしないように瘤内に外枠を
作る工程で医師に注意義務違反があったとして外枠形成が不十分な部分からコイルを穿孔<せんこう>する段階で脳内で
瘤の破裂が起きたと推認するのが最も合理的な考え方だとして注意義務違反と女性の死亡に相当の因果関係があることを
認めた判決を言い渡している、原告側の父親で広島県中区に住んでいる上瀬忠義さん75歳は記者会見を通じて手術後に
2時間30分程で手術室から歩いて帰れる手術だと話されていたが結果的に術後脳死に陥り死亡している事で納得がいかな
かったことを伝えながら頑張ってよかったと話していた広島原爆赤十字病院は判決文を精査し対応を協議するとしている
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