
画像出典元・報道写真
<2022年>の<4月22日>鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘八丁目にある大学病院で担当医師
らが患者に対して適切な診断と治療を行なわなかったことなどから患者が寝たきりと
なる、傷害を負わされたとして当時研修医だった鹿児島市内に住んでいる男性患者の
40歳が 鹿児島大学病院を 運営している病院側に対して凡そ4億1200万円の支払いを
求める訴えをした、控訴審が <4月20日>に鹿児島地方裁判所で開かれ<坂庭正将>
裁判長は病院側の医療ミスと後遺症の因果関係を認めた上で鹿児島大学病院に対して
<3億2700万円>の、支払い命令を言い渡す判決文を読み上げていることが話されて
いる鹿児島地方裁判所が鹿児島大学病院側に対して言い渡している主文などによると
鹿児島生協病院の、研修医だった男性は<2007年>の12月頃となる、未明に掛けて
勤務時間中に頭痛などの症状が出て来たことから勤務している生協病院に病の症状を
訴え掛け 生協病院の担当医に頭部のCT・コンピューターを使った、断層撮影装置で
検査を受けて調べて診た結果などから男性研修医の頭部に異常があることが確認され
手術が必要であることを告げられたことなどから鹿児島大学病院の脳外科医に診察を
依頼して、再び 生協病院で撮影されたCTの画像を確認しながら、調べて診たところ
悪性の脳腫瘍で、膠芽腫<こうがしゅ>である可能性のあることが診断されていたが
鹿児島大学病院では、直ちに治療が必要であるとは判断せずに、生協病院で継続入院
させて病状の様子を診ていたところ研修医の男性が嘔吐<おうと>を繰り返した症状
に陥り鹿児島大学病院で診察を受けてから4日後に意識を失って、鹿児島大学病院に
緊急搬送されて行ったことなどが話されている鹿児島大学病院は改めて研修医の男性
患者を CTコンピューターの断層撮影検査をして状態を調べて診たところ最初に診断
されていた内容の病状ではなく脳内に膿<うみ>が溜まる脳膿瘍<のうのうよう>に
よる脳ヘルニアだと新たに診断されたことなどから鹿児島大学病院で急遽開頭手術が
行なわれていったが病状が回復することなどがなく寝たきりの状態となって行ったと
話されている、鹿児島地方裁判所で言い渡されている判決の内容では脳外科医が更に
詳しく検査を行ない病状を調べる措置や脳膿瘍などの疑いも視野に入れて検査し診断
して往くべきだったと指摘し脳外科医やその判断に従っていた、生協病院側の医師に
付いての過失も認定していることが話されている裁判長は病状に疑いを持って直ちに
治療を施していれば後遺症を避けることが出来ていたと、結論付けている寝たきりの
状態になって行った男性の、介護をしている母親は判決後に、一つの症状に固執せず
いろいろな病気を疑って診察して欲しいと寝たきりになっていった息子の介護を続け
ながら心痛な想いでことの状況を話していた鹿児島大学病院は判決文の内容を詳細に
検討して今後の対応について協議するとしている生協病院を運営している鹿児島医療
生活協同組合も、内容を確認して今後の対応を検討することのコメントを残している

画像出典元・報道写真
参考 メディア情報 関連記事
2021年8月30日・ブルガリアに渡航して生体腎移植の手術を受けた男性二人が死亡
2021年8月8日・愛知県豊橋市にある産婦人科で男性院長が飲酒後に出産手術
2021年7月29日・広島の安佐市民病院で男性患者が内視鏡手術で大量出血しその後に死亡
2021年4月4日・金沢医科大で肝臓がんの手術を受けた男性が医師に必要な措置を施されず死亡
2021年2月25日・広島赤十字病院で脳動脈瘤の手術を受けた女性患者が死亡
2021年1月3日・大同病院で男児の気管チューブが外れ死亡する医療事故
2020年12月18日・県立西宮病院で摘出手術後に女性の体内にポリ袋の置き忘れ
2020年11月9日・鹿児島市立病院で術後に女性の体内に医療器具を残した医療ミス
2020年10月26日・東京都にある女子医大病院で男児の2歳が術後に過剰な薬剤を投与され死亡
2020年9月12日・富山大学附属病院で脳外科手術後に後遺症が残る医療ミス
2020年8月22日・岐阜市民病院が脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの合併症手術でミス
2020年2月8日・栃木県壬生町の獨協医科大学病院で不要な断層撮影検査をした患者が死亡
2020年1月22日・無許可で再生医療を行なっていた大阪医科大の元講師を逮捕
2020年1月21日・港区麻布十番の診療所と薬局の経営者が無資格の医療行為で逮捕
2020年1月15日・岡山市にある病院内で入院患者の首を絞めて殺害
2019年10月23日・名古屋市立西部医療センターで子宮頸がんの女性が医療ミスで死亡
2019年10月19日・愛知県日進市の日進おりど病院で回復の兆しを見せていた患者をベッドに拘束
2019年4月16日・富山大附属病院が断層撮影の画像診断でガンが疑われる結果を担当医師が見落とし患者死亡
2017年11月30日・日本赤十字社が入院患者の女児に血液製剤の輸血をしたところ死亡
2017年11月28日・愛知県豊橋市の市民病院で狭心症の手術で切断したワイヤを体内に残す医療ミス
2017年7月25日・東京慈恵会医大病院が肺がんの疑いが持たれている男性患者を放置
2017年7月1日・トラックに引かれた男性が病院で異なる血液製剤を輸血されて死亡?
2017年6月27日・医療ミスや不適切な医療行為を平然と繰り返す医師が4年間で27人
2017年6月2日・新潟県三条市にある三条総合病院で異なった薬剤を投与した男性患者が死亡
2016年10月30日・医療用大麻は世界で認証され始めて来ているが病気に効果的な大麻とは?
2016年10月6日・横浜市の大口病院で点滴の中に界面活性剤の異物を混入させ患者を殺害
2016年10月1日・元タレント女医の脇坂英理子と共謀した数名の医師を詐欺容疑で逮捕
2016年9月28日・大阪市住吉区の内科医の女医が診察を受けていない患者のカルテを悪用=金品詐取
2016年9月28日・長野県長野市栗田の栗田病院に勤務する医師が女性患者に猥褻行為で逮捕
2016年9月26日・横浜市神奈川区にある大口病院で点滴袋の中に界面活性剤の異物を混入させて患者を殺害
2016年9月27日・神奈川県横浜市の大口病院で点滴に異物を混入させ入院患者を次々に殺害
2016年9月27日・神奈川県横浜市にある大口病院で点滴内に異物混入連続殺人
2016年8月26日・病院側の医療ミスといい加減な説明に責任逃れの言い訳
2016年8月16日・群馬県前橋市にある群馬大学医学部附属病院で手術後の患者死亡=医療ミス